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階段の中心には、大きな木、枝が付いたまま運び、ここで枝落としをしたそうです。 |
病後保育の部屋 定員4人 |
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2歳児の保育室。左奥は畳の間。
右は乳児の部屋。
4つの四角い小窓から中の様子がみえる。 |
四角い小窓を覗くと、中2階。
そこは乳児のお昼寝の畳のお部屋。
右に、階段と滑り台がある。足腰が強くなる。 |
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奥の畳の間。
2歳児はここでお昼寝。
畳も薬剤処理していないものを使用。 |
手洗い場所は対面。 |
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2歳児はトイレトレーニングの時期。
洗濯もすぐできるように、洗濯機もそばに。 |
わざわざ、でこぼこの園庭。
運動会は?と聞いたら
、「博物館にある森でします」
右斜面には、ビオトープ。 |
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風通しがよい作りを実感。 |
3歳児から5歳児の部屋。ステージもある。
中央には、ままごとコーナー。ステージの下は、収納庫。 |
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こどもたちは、お昼寝のあとのおやつタイム。
扉の向こうのランチルームでいただきます。
その間に、お部屋を見学。 |
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のぼり棒、反対側に、滑り降りる棒もある。
左上は、隠れ場所。ちょっとした冒険気分。 |
天井は吹き抜け。 |
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4. 子育て支援に関する行政の姿勢と民間との関係
≪園長先生のお話≫
保育園と行政のかかわりは、虐待を未然に防ぐ行政の取り組みとして、よく、子どもの様子を
電話で聞いてくる。
保育園から通告するというより、何もなくても電話がよくかかってくると、保育園側もいざという時、
相談しやすい関係性ができるのでよい。
また、行政と対立するのではなく、ともに歩み、子育て支援を地域に作り上げてきたと実感しているわけは、
NPOなどの集会などには、行政もよく会議に参加してくれたから。
規制ばかりで民の力をつぶしてしまうのは、指定管理者制度である。公設民営より、民設民営がよい。
公設民営だと、なにかと安全対策ばかりにとらわれてしまい、報告書ばかりとなる。怪我をしないように
排除するのではなく、危険予知能力を育てる保育をする。そう考えると、民設民営でのびのびと保育したい。
風邪の谷保育園は、土地は市の財産であり、借地に建てた。
やっと、市川市も民間移譲の方向性になった。
【見学を終えて】
子育て支援センターは地域の拠点である。子育て支援センターのひとつに、アンティ・マミーを
つくったわけは、アンティ・マミーで知り合った人どうしが地域の別の場所でも出会い、つながります。
それは、子どもを預かるボランティアの方の地域に恩返ししたいという姿勢も、その表れの一つに
思えました。
こだわりと子どものすこやかな成長を願っての気配りが随所にみられました。
何より、どんな子どもが育つ保育園なのかというところから、建築技師と園側と話し合い、設計された
といいます。
働く場を作り上げる。子どもの棲家を作る。
木の造りだったからか、園の雰囲気なのか、おだやかな時間が保育を包み込んでいる感じの保育園
でした。
民間移譲は行政の力を借りなくても、十分民の力でやっていけると判断した時におこなうものであり、
長い年月ひとつひとつ、積み上げてきたからこそ、行政とともに考え、つくりあげてきたからこそ、
民の力がエネルギッシュなのだろうなと思いました。
活力ある民間の力を引き出す行政の在り方を学んだそんな視察でした。
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